赤めだかのあらすじと感想!タイトルの由来や立川談志破門理由は?
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最終更新日:2016/01/08
ドラマ
ドラマ「赤めだか」のあらすじや感想!
落語家の立川談春さんの落語家になるまでのお話です。
原作はもちろん立川談春さんが書いて18万部を売り上げた本です。
現在の立川談春さんは落語界きってに人気となり、チケットの入手さえ大変となっています!
最近ではドラマにも出演して、ルーズヴェルトゲームでは悪役で下町ロケットでは主役の阿部寛さんをサポートする大事な役を演じていましたね。
決してイケメンではないのですが、とても存在感がある方でこの物語を見ると立川談春さんの芸に対する思いが何となく解る感じがします。
佐々木信行(二宮和也さん)のちの立川談春は父親に連れて行かれた競艇場の影響で競艇選手を目指します。
でも競艇選手は、身長が大きかったりするとなれない為、高身長で競艇学校には入学できず断念します。
時代は1980年代半ばで空前の漫才ブームを背景にお笑い人気です。日本の文化でもある落語も見直されており、佐々木信行(二宮和也さん)のちの立川談春は中学の芸能鑑賞会で落語と出会います。
やがて高校生となった。やがて立川談志(北野武さん)の高座と出会い、落語というより立川談志(北野武さん)に惹かれ高校を中退し立川談志(北野武さん)の元へ弟子入りを志願します。
当時17歳ですよ!
そこまで立川談志(北野武さん)に惚れ込んだのって凄いですね。先の解らない落語界に入る度胸は素晴らしい。
もちらん両親は大反対しますよね。そしてケンカ別れで家を飛び出し談志の元へ行きます。
談志(北野武さん)は、親の了解や援助がないと弟子にできないと言いますが、佐々木信行(二宮和也さん)は両親とも事故に合い死んだとウソをいいます。
いやー17歳がこんなウソ言ってまで弟子になりたいと思うなんて、立川談志さんて凄い人なんですね。
佐々木信行(二宮和也さん)は、新聞配達などをして生活費を稼ぐので弟子にして欲しいと懇願し何とか弟子となれるのです。
さあここからが、師匠の理不尽に振り回され努力し成長していく様が描かれていく実話となります。
理不尽な師弟愛がとても笑えるストーリーです。
一時期ビートたけしさん(北野武さん)は、立川談志に弟子入りしていたので、立川談志さんについてはとても詳しくすんなりと立川談志役ができたようです。
ドラマではダンカンがでていたり、さだまさしさんも寿司屋の大将で出演したりしてした。
凄い豪華キャストがいろいろな部分に出てきて、見ている方も楽しめました。
ドラマでは、若かりし頃のしダンカンが談志に弟子を辞めると言います。
弟子の仲間達は、本当のことを言ったら大変な目に合うと言い本当の事は言うなと止めます。
談志は、辞めてどうするんだ? と聞くとダンカンは意を決して正直にビートたけしの元に行きます、と言います。
おもむろに談志は、ウィスキーのボトルを掴み、まじか?ひっぱだくのか?と思いきや紙に立川談志よりと書きウィスキーボトルに貼り付けてダンカンヘ渡します。
それを一緒に持って行けば、たけしも嫌とは言わねーだろ!
このシーンは凄く立川談志の暖かさと粋な男を感じて大好きになりました。実際に演じているのはその北野武さんで、感慨深いでしょうね。
個人的には、弟子の落語のシーンがもっと多く見たかったですがしょうがありませんね。落語が早々に上手くできるわけがないので少し物足りなかったかもしれません。
まぁ本当に落語が上達する過程をやるなら、役者は何年も前から落語を覚えないとならないですし、もしくは落語家を役者にするしかないでしょうが。
立川談春は落語で弟子入りしたのに何故か築地で1年間働く事に!
立川談春(二宮和也さん)が立川流に入門し半年が経った頃、立川談志(北野武さん)が稽古を付けてやると言いました。
談春(二宮和也さん)は風邪を引いていて師匠にうつすのも悪いので断ってしまいます。
これはヤバイですよね。談春空気読めないのかな!
師匠が言う事は絶対の世界で、風邪でお断りって。ある意味スゲー。
談志(北野武さん)は実は談春に目をかけていたのですね。それを風邪くらいで弟子が断るという事でかなりショックを受けたようです。
一人前の落語家になる気持ちが風邪に負けるのか?って事です。やはり厳しい世界です。師匠が稽古を付けてくれるチャンスを捨てるって普通はしないですよね。
談志も怒り心頭で談春の母親に電話をして、お前の息子に稽古をつけてやると言ったら風邪気味で断られた。こんな事は初めてだと言います。
そして家元の稽古を風邪気味で断った雑用として有名となってしまいます。
談志(北野武さん)は怒り暫く談春を無視します。そして弟子を続けたければ築地で1年間働いてこいと言いつけます。
これはかなり酷い。落語家目指してるのに1年間は魚を扱えというのです。
でも実はこれは、談春がゆくゆく何故築地で修行なのかが解るのです。
若くして弟子となった談春は、社会経験があまりにも乏しく人への気遣いや思いやりに欠ける事を思い立川談志は築地に行かせるのです。
そこまで弟子を思うって凄いひとですよね。でも談春はそんな事は何も考えずバツくらいのつもりで行ったようですよ。
1年後の築地最後の日に築地の女将さんがお金を談春に渡します。
師匠から談春に全部お金を渡すと使ってしまうから少し引いてそれを貯めておいてくれと言われたそうです。泣ける。
普段の怖い人とは思えない好意で、私もびっくりました。凄く人情深い人なんだと感じました。最高の師匠です。
赤めだかのタイトル由来は?
「赤めだか」って不思議なタイトルですよね!
実は立川談志師匠が飼っていた金魚に由来があるようです。
ドラマでは、時間の都合もあったりと原作と多少違うようですが。
談志が可愛がっていた金魚に弟子が餌をいくらあげても大きくならないので、弟子たちはこれは金魚でなく赤めだかだと揶揄していたようです。
そんなある日、談春と同期の談秋が師匠に金魚の餌やりを命じられました。
談秋は、餌の麸をちぎってあげることをせず麸を丸々1本金魚の中に入れてしまいます。
金魚は、麸が水を吸ってしまい苦しく危うくなり大騒ぎとなってしまいます。
この事件がきっかけで談秋は、立川談志の元を辞めていきます。
落語家を夢見て入門し、一緒に頑張った仲間が挫折して辞めて行く様を見て仲間を思う気持ちがあったのかもしれないですね。
たった1つの小さな失敗が人生の全てを変えて行く、現実は残酷だがその時その時を大事に生きる事を学んだのだと思います。
金魚が一生懸命餌を食べても中々大きくなれないのを見て、当時の自分達が一生懸命やっても中々身を結ばない事に重ねた仲間への思いかもしれませんね。
立川談志が落語協会を破門となった理由は?
立川談志も当然誰かの弟子として落語界に入ってきたのですが、立川談志の師匠は、人間国宝の「5代目 柳家小さん」さんです。
後の人間国宝です。談志さんの見る目は確かだったって事ですね。
立川談志さんは16歳で柳家小さんに弟子入りしました。談志さんの当時の名前は柳屋小よしです。
小よしだと何か優しい感じがしますね!
立川談志さんの本名は、松岡克由(まつおか かつよし)
実は笑点の企画を考えたのも立川談志さんでした!
立川談志さんは凄い実力の持ち主でしたが、まだ落語協会にいる頃に談志さんの弟子が真打の試験を受けた時に落とされてしまいました。
以前から落語協会に疑問を抱いていた談志さんは自分が教え込んだ弟子が、真打の昇進試験に落とされた事は、自分が否定された事だとして落語協会を脱退してしまいます。
そして当時の落語協会の会長が師匠であった柳家小さん師匠だったのです。
落語協会の会長の立場上もあり、柳家小さん師匠は立川談志を破門とします。
立川談志も負けていません。立川流を立ち上げ落語会へ新風を送り込みます。
落語協会を脱退した立川流は、寄席を持ちません。
いわゆる劇場です。ですので劇場を借りて興業をしたり、出向いて落語をするのです。
落語界での出世は、雑用・前座・二つ目(雑用が免除となり落語家となる)・真打(興業のとりができる)と出世していきます。
立川流での二つ目昇進は、古典落語50席覚えて、師匠が指定したネタをやり納得させる。
これができれば、二つ目昇進です。50個も話覚えるって厳しいですね!ただ覚えるだけではないですし。
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