天海祐希「私という名の変奏曲」犯人は誰？あらすじと感想・結末は！

ミステリーや恋愛小説で人気の連城三紀彦さんの代表作の一つ「私という名の変奏曲」が遂にドラマ実写化されます。

主演は、天海祐希さんが美織レイ子を演じます。綺麗で演技力も素晴らしい宝塚歌劇団出身の天海祐希さんがどう演じるのか楽しみなドラマです。

フジテレビ２１時からの金曜プレミアムスペシャルで「私という名の変奏曲」が放送されます。大人の喜ぶ名作ドラマとなりそうです。

そこで原作者の連城三紀彦さんの「私という名の変奏曲」のドラマについて調べてみました。

天海祐希さん主演ドラマ「私という名の変奏曲」のあらすじ

「私という名の変奏曲」の原作は１９８４年に連城三紀彦さんが書いたミステリー小説です。

３１年前の小説ですが、名作は色あせないものですね！人気ミステリーがようやくドラマ化です。

連城三紀彦さんの傑作群の中でもっとも長編でミステリー小説ファンの間でも実写ドラマ化や映画は無理と言われていた人気作品です。

今回そんな「私という名の変奏曲」が実写ドラマ化で主役の美織レイ子を人気女優の天海祐希さんが演じます。

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天海祐希さんは身長１７１センチと大柄な大女優ですので、この主役を演じるのに更に存在感が増長される事でしょうね。

天海祐希さん演じる美織レイ子は、ファッションモデル界で東洋の小さな真珠といわれ世界のファッションモデルのトップとなりました。

１７１センチの天海祐希さんが小さな真珠とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、ファッションモデルとしては元宝塚歌劇団だけあって姿勢もよく申し分ないと思いますね。

原作のレイ子は２３歳の小娘でトップモデルとなり、雇っている家政婦へ生意気な態度をとったりしますが、実際天海祐希さんはとても綺麗ですが、４７歳で貫禄すら感じます。原作のようにとても若い小娘とは思えませんが、天海祐希さんがどのような演技をして原作の美織レイ子を思わせるのかがまた楽しみです。

トップモデルの美織レイ子は、言動も激しく恋愛スキャンダルでも注目を浴びる存在の為、いろいろな人間が様々な欲望や感情を持ってレイ子を取り巻きます。

レイ子の周りには、ライバルモデルの他・音楽プロデューサー・人気カメラマン・国際派デザイナー・大病院の内科部長・アパレルメーカーの若き社長などが、美織レイ子の美貌と人気を利用する為に近づいてきます。

そして美織レイ子も近づく人間を利用していく生き様で、どす黒い人間関係の人生を招いていきます。

レイ子は自分を利用するためだけに近づいてくる人間達へある復讐を計画する。

私という名の変奏曲の生瀬勝久と天海祐希の関係！あらすじや感想

ある日レイコが自宅の寝室で変わり果てた姿で発見される！第一発見者は、家政婦の太田道子（キムラ緑子）。

警察の検査の結果レイ子の体内から青酸カリが検出され捜査が始まる。捜査の結果大病院の内科部長の笹原信雄（段田安則）が容疑者として浮上する。

笹原信雄は、レイ子の美貌に狂い妻子や社会的地位まで捨ててレイ子と婚約をしたが、わずか３ヶ月で婚約を解消されてしまう！

現場に残されていた青酸カリが笹原が務める病院から持ちだした事も裏付けられ、部屋の灰皿の吸い殻も笹原の物と一致した。

動機と物的証拠や証言が揃い笹原信雄は逮捕となる。

全てを捨てて婚約したのに３ヶ月で婚約を解消されたら私だったら狂いますね！青酸カリなんて回りくどい事しないでこの手でって感じになります。そして自らの始末をつけますよ。

笹原信雄演じる段田安則さんって見るからにはまり役ですよね！ナイスキャスト選択です。

でも逮捕された笹原信雄はこれだけ揃った証拠にも関わらず、頑なに容疑を否認するのです。

この気弱な感じの笹原が認めないのです！認めれば事件は１件落着で終わりでした！

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そんな時にレイコを自社イメージのCMで起用していたアパレル会社社長の沢森英ニ郎（遠藤憲一）が自ら命をたったとの情報が入る。

沢森の最後の直筆文には「レイ子に私は恐怖を感じていた。だからレイ子を！レイ子をこんな姿にしたのは私だ」と書かれていた。

捜査を進めると確かに沢森は事件当日にレイ子の部屋を訪れている目撃証言を得る。そんなおりに匿名の手紙が警察に届きます。

美織レイ子が裏で画策を行っていた人間は複数いる。その全員がレイ子を始末する動機がある！と書かれていました。

「私という名の変奏曲」で天海祐希さん演じる美織レイ子が相手に画策していた内容は？

・アパレル会社社長　沢森英二郎　（遠藤憲一）

斬新な企画で次々と事業を展開し成功していく、レイ子の美貌に惹かれ自社イメージのCMに起用し契約をたてにレイ子と無理やりに不適切な関係を持つ、その後海外事業展開に失敗し粉飾決算を目論むが二重帳簿の存在をレイ子に見つかり脅される。とてもプライドが高いそうな男役です。

遠藤憲一さんの悪そうな顔がよく合った役ですが、アパレル会社的なイメージではないですよね。どっちかというと極道的な感じ。

・デザイナー　　間垣貴美子　（夏木マリ）

レイ子を初めて見出したデザイナー。レイ子を利用してファッション業界でのし上がるが次第にアイデアが枯渇していく。自分の師匠のアイデアを盗用して発表するがそれをレイ子にばれせまられる。

間垣は女だが、実はレイ子が駆け出しの頃気に入りを無理やり不適切な関係を持つ、レイ子は沢森と間垣に汚されていくようです。

可哀想すぎるレイ子！この二人に人格を破壊されたのかもしれません。

・カメラマン　　北川淳　（生瀬勝久）

レイ子を初めに発掘したカメラマン。北川の写真が元で間垣が自分のブランドに起用し出す。

撮影で訪れていた南フランスの海で北川がモーターボートを運転中に事故を起こし海水客を変わり果てた状態にしてしまう。

偶然にもその瞬間が写っていた写真をレイ子に奪われそれをネタに脅されていた。怪しぞ北川淳！もともと１人やってしまってるし。

・モデル　　池島理沙　（緒川たまき）

レイ子のライバルモデル。出会った頃は良き友であったがレイ子が次第に人気が上がるにつれて嫉妬心から憎悪の対象へとなっていく。

池島の幼少時代は、酒乱の父に虐待を受けて育ちその父も火災で亡くなる。隠したくなる過去をレイ子に知られその事でレイ子に恐怖を抱く。　さては火災の原因はもしや？　人を憎むと自分に帰ってきます。

・音楽プロデューサー　高木史子　（若村麻由美）

レイ子の人気に着目してCDデビューを持ちかけるが、レイ子に拒否される。　レイ子を騙して強引にCDを発売しレイ子に怒りを買う。

高木史子は、ライバルのレコード会社の重役と長年に渡り不倫関係であるがこのをレイ子につかまれ利用される。

そりゃー人騙して金儲けして、不倫とか好きな事してれば騙した人間からしっぺ返しが来ても当然ですね！もう犯人でもいいですね。

若村麻由美さんは、天海祐希さんの１つ上の４８歳とても綺麗で私は大好き！この間までホテルコンシェルジュのGM役も素敵でした。

・家政婦　　太田道子　　（キムラ緑子）

レイ子宅の通いの家政婦でレイコ子のワガママに手を焼いている。天海祐希さんじゃ小娘のわがままと言うより女王様みたいですね。

レイ子を寝室での第一発見者でレイ子の家の合鍵を持っているのでいつでも出入りができる存在。

ちょっと怪しいけど逆に疑いが強すぎるからないでしょ！

先に警察に捕まっている笹原信雄を含めて７人誰がレイ子をなきものにする動機がある。

そして数人が、私がレイ子をあやめたというのです。レイ子は１人あやめた人間は複数人！果たしてどんなトリックがあるのでしょうか！

６人の男女の容疑者が同じ手口で、同じ日にレイ子を訪ね同じ場所で、毒入りグラスをすり替えるという不可能的ミステリーです。

誰が真犯人か！？

レイ子の策略は何か？

事件を通してレイ子を調べる刑事の岡部計三役は、玉山鉄二さんです。

最近ではマッサンや車のCMでも大人気で、とてもかっこいい方ですね。今回はシブイ演技です。

謎の６人目の容疑者は誰でしょう？ネタバレ！

下記よりネタバレです！

６人目の謎の男は？

・内科医　　浜野康彦　（市川猿之助）

一番先に疑われた内科部長の笹原信雄の部下。笹原が逮捕される前に動機がある５人全員に「あの晩、美織レイ子の家から出て行くところを見た。犯人はあなただ」と電話するように頼まれる。

実は、美織レイ子は整形手術をしていたのです。車にはねられ顔に傷を負ったレイ子は、絶世の美女となったのです。

そうです。交通事故を起こして美織レイ子をはねた人物は、浜野康彦だったのです。

美織レイ子をつくった張本人というわけです。

浜野の実家は大病院で将来病院を次ぐ立場の人間です。そんな浜野が事故を起こして将来に不安を感じて、事故相手（美織レイ子）に世界的に有名な整形外科医を紹介するし、もとの顔に戻すので事故をもみ消す事をお願いします。

今は浜野のは岡部の部下で内科医の勉強をしているが、もともとは外科医でニューヨークへの留学経験もありそこで整形外科医とコネを持つことなり。今回の交通事故でそのコネを利用して事故をもみ消す事に成功する。

こうして絶世の美女が出来上がったわかです！費用は５千万円。

お金出してくれて、事故で顔を直すならどうせなら良い顔にしてもらった方が得ですものね！気持ちは解りますが、ここから美織レイ子を取り巻く環境が一変してしまいます。

「私という名の変奏曲」で天海祐希さん演じる美織レイ子の見どころ！

美織レイコは、本名は川田清子で年齢は４０歳。もともとは高校を卒業して町工場で働くブサイクな女の子でした。同じ職場に友達でもある憧れの女性がいた。その友達のような顔になりたいとも思っていました。

交通事故で両親をなくし、自分の顔もひどい怪我をしたことで計らずも整形手術を受けることとなり浜野の提案にのり、顔を憧れの友達と同じ、いやそれ以上にしてもらうこととなる。

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音楽プロデューサーに騙され、CDデビューとなってしまった時に招かざる客が美織レイ子に接触してきます。

何と憧れの顔をしていた元友達です。ご丁寧に元友達は今の美織レイ子の顔に整形をしてきたのです。どうやら自分に似せて顔を変えた美織レイ子に逆に似せることは容易いので、自分も美織レイ子になれると思ったのでしょう。

元友達は、同じ顔の美織レイ子を金づるとします。

此れで同じ顔の美織レイ子が２人となるのです。

そんなおり美織レイ子（川田清子）は吐血します。病院で検査を受けた結果、末期がんと診断され余命はもっても年内と告げられます。

何とその病院での担当医が、初めに逮捕された笹原信雄です。

笹原は、美織レイ子（川田清子）と一人の人間としてしっかりと向き合いウソを一切つかずに接していきます。

そんな正直な笹原にレイ子は惹かれ、今まで私に正直に接してくれた人はあなただけですと余命わずかながら、二人は真剣な愛情を持つこととなる。

レイ子が最後のお願いを笹原信雄に告げます。「私の最後のお願いを聞いて欲しい、私の共犯者になって欲しい」と告げます。

「私を騙し、もて手遊び、食い物にした人達全員へ復讐をしたい」それに協力して欲しいというのです。

レイ子を真剣に愛している笹原は承諾し、二人で計画をたてます。

もう一人のレイ子（金をせびってくる方）を青酸カリで始末して、その亡骸をベッドに置いておく。

後は、復讐したい人間を１人づつ呼び、青酸カリの入ったグラスをすり替えるよう挑発し、飲んだ演技でベッドのある寝室のクローゼットへ身を隠すというトリックを行う。

復讐されるターゲットは、苦しんで寝室で途絶えたレイ子（お金をせびる元友達の方）を発見し、自分が犯人と思うという訳です。

しかし笹原信雄が逮捕時に思わぬ事態が起きてしまいます。予想外の事で計画の失敗を覚悟します。

それは、アパレル会社社長の沢村英二郎（遠藤憲一）が自らの手で断つ！！

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これでは沢村英二郎が犯人で終わりの一件落着となってしまい美織レイ子（川田清子）の全員への復讐は達成されないと思い、キレ者の刑事岡部計三（玉山鉄二）へレイ子が生前に私は恨まれ命を狙われる危険がある６人がいると話していた事を取り調べで岡部刑事に告げます。

不審に思った岡部は全員を捜査して５人から美織レイ子をやったのわ私だと自供をとります。

これが５人の真犯人となるのです。

岡部刑事は最後に笹原信雄に再度辿り着き真相を確かめます。

笹原は、「美織レイ子の復讐の共犯者は私とあなたの手によって成し遂げられた」と告げます。

岡部刑事は、大ショック！実際５人調べだして大事となり結局は作戦でしたーって事ですね！俺ピエロ？みたいになっちゃいます。

岡部刑事は、「美織レイ子は今どこにいる？」と聞くと笹原は、「最後に自分で青酸カリを飲んで今は誰も知らないところで、川田清子として眠っています」と応え終わります。

とても面白い作品ですし天海祐希さんの演技も凄かった。３１年前の小説が蘇り現代でも再び感動を与えるなんて素晴らしいですね。

レイ子が何故ここまで憎まれ、人を憎むようになったのか？

整形後に出会った人間関係でお互いに憎悪を抱いていく、ちょっと悲しい一面が垣間見れます。

そしてそれを天海祐希さんが美織レイ子を狂気的に演じています。レイ子の怒りが迫真の演技でかなり見ものですよ。

また、天海祐希さん今回は世界的ファッションモデルの役ですので、２０種類以上の衣装を番組ないで見れます！

とても天海祐希さんの似合う素敵な衣装もみどころの一つですね。私は赤いドレスが一番好きでしたが。