箱根山噴火の予兆で警戒レベルアップ立ち入り規制あり

４月の２６日頃から箱根大涌谷付近を震源に火山性地震が増加しておりましたが、噴火の危険度を５段階で示す噴火警戒レベルを ５月６日に噴火警戒レベル１から２へ引き上げました。 今まで噴火警戒レベル１の平常時でしたが、噴火警戒レベル２になりますと火口周辺に規制が入り今までのように近づけなくなります。

特に温泉や温泉卵の観光地の大涌谷付近は危険なようで、このゴールデンウィークで観光客への影響も出ているようです。

昨年の２０１４年９月２７日に長野県と岐阜県にまたがる御嶽山（おんたけさん）の噴火の記憶も鮮明に有り、関東に住む私としては、 とても不安で心配になります。 特に箱根には何度も足を運んだ場所なので、箱根山の今後の状況には気になります。

箱根山が噴火の予兆と影響

箱根山では新しい噴気孔が次々と発見されていてそこから噴煙が立ち上り今年中にも噴火するのでは？と言われております。

噴火の度合いにもよりますが、仮に噴火した場合は箱根山の麓付近は、直径数十センチの噴石が振りまくり、

コンクリートの屋根や壁を撃ち抜く威力です。

噴火の影響で発生する雨により、時速１００キロ近い早さで流れ込む土石流が考えられ、箱根山付近は壊滅状態との話です。

また箱根山から半径１００キロは火山灰の影響を受けて、人間の肺や眼球へ入り込み人体の影響が懸念されているようです。

もちろん農産物もダメとなり高騰し、家計への影響もあります。

因みに箱根山から東京駅までは８０キロで静岡までは６０キロすので、この影響をもろに受けることとなるでしょう。

灰による交通麻痺や停電もあり首都は機能しなくなります。

ちょっとした雪で大変な影響なのに大きな噴火でしたら相当な事になりますね。

噴火警戒レベルとは

なんと噴火警戒を運用されている火山は日本全国で３０箇所あります。

・噴火警戒レベル１　　平常。　　　　　　・噴火警戒レベル２　　火口周辺規制。

・噴火警戒レベル３　　入山規制。　　　　・噴火警戒レベル４　　避難準備。　　

・噴火警戒レベル５　　避難。

となりますが、詳しくは下記リンクをご確認下さい。

気象庁

現在の箱根の立ち入り規制交通規制状況

５月７日現在の箱根山は噴火警戒レベル２で火口周辺への規制があり、ロープウェイも全線運休となっております。

県道７３４号線通行止め。

県道７３５号線大涌谷三叉路から大涌谷方面は通行止め。

大涌谷周辺半径３キロのハイキングコースも通行止め。

大涌谷３００メートル周辺は避難。

箱根町は大涌谷に近い一部を規制しております。

大涌谷から離れた箱根湯本、強羅、仙石原などの温泉街や芦ノ湖周辺の観光地は安全を確保されております。

大涌谷への規制の為、温泉を引いている施設管理への出入りができず温泉が使えなくなる可能性がありましたが、

こちらは本日から関係業者が規制内の施設へ入る事ができ温泉は滞り無く開業しているようです。

既に風評被害も出ている様子で、観光客は例年のこの時期の２割から３割減との話です。

一日も早く箱根山が落ち着き、いつもの箱根温泉街に戻る事を祈ります。